日米における不動産の違い
ロサンゼルス不動産と日本の不動産では異なる点が様々ありますが、今回はその中から3つお伝えいたします。
不動産価格の推移
ロサンゼルス不動産と日本の不動産の投資に関する大きな違いは不動産価格の推移です。日本の不動産価格は新築時が最も高く経年とともに価格が下がっていくのが一般的な傾向です(場所によって上がる場合もあります)。特に建物価格は対応年数に準じて下がってしまいます。
一方ロサンゼルスの不動産価格は年々上昇傾向にあります。その要因は様々ありますが大きなポイントは2つ、人口数の上昇と高い経済力によるものです。景気が良くて人口が上昇すれば自ずと不動産価格が上がっていくというわけです。
築年数への考え方
日本では築年数が一つの重要なポイントとなりますが、これは先ほどお伝えした通り築年数が経つほど建物評価が下がっていくためです。日本ではまだまだ新築至上主義傾向が強く、市場の7割程度を占めると言われています。
一方ロサンゼルス不動産では、築年数に関してはさほど重要なポイントとなりません。築90年でもきちんと管理し物件状態が良好であれば購入時より高額で売却することも可能です。また、アメリカでの不動産に対する耐用年数は一律27.5年となっており、新築か中古かは問われません。こういった考え方の違いもあり、アメリカの不動産のマーケットシェアは中古が80%以上を占めています。
不動産取引における透明性
日本の不動産業界は、未だ不透明な部分がある印象を与えているかもしれません。数年前には大手不動産会社が巨額の詐欺被害に遭ったように、不動産取引においてシステムに不安や隙があるように感じられます。また個人の購入者が不動産価格の推移、相場、過去の取引金額等を知るのは自力では難しいことが多く不動産業者に依頼をすることになりますが、悪徳業者に引っ掛かってしまうと金額を操作(相場より高掴み)される危険性もあります(現在ではそのような事は減っていますが、信用のおける不動産業者を探しましょう)。
一方アメリカでは、不動産取引に関してはエスクローと言う認定を得た第三者が売り主と飼い主の間に入り取引の正当性を図ってくれますので、詐欺、権利的瑕疵などのリスクが最小限に抑えられます。また物件ごとに現在の相場や過去の取引履歴がRedfinやZillowなどの米国不動産専用ポータルサイトで公開されており、誰でも見ることができるためとても透明性が高く安心と言えるでしょう。転売業者から購入する際は、一旦その物件の過去の売買取引履歴を確認してみるといいかもしれません。
日米の不動産の違いを知ることで、なぜロサンゼルス不動産が投資先として選ばれるか、その理由をお分かりいただけたかと思います。
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