【アメリカ不動産用語】HOA｜管理組合

2021年8月27日不動産情報,不動産用語

Contents

1. HOAとは？
2. 費用はどのくらい？
3. 詳細やルールとは？
4. どこよりも詳しいロサンゼルス不動産情報！
5. twitterはじめました

HOAとは？

アメリカの不動産取引においてよく目にする「HOA」。これはHome Owners Association（ホームオーナーズ・アソシエーション）のことで、日本で言うところの「管理組合」のような位置付けです。例えば、アメリカでは一般的なプールやジム、ゲート付駐車場などの共有スペースの維持管理費と考えていただくといいと思います。また、建物（あるいはコミュニティ）外の隣接する周辺環境の管理なども含まれます。
これは、不動産価値を下げないようにすることが目的で、物件所有者が毎月管理組合に支払う義務があります。共有施設の管理や美化の他に、コンシェルジュなどのサービス、修繕積立金や保険費用などに充当されます。その為必然的に、アメニティやサービス/セキュリティなどが充実しているほど、HOAも高くなる傾向にあります。

費用はどのくらい？

では、HOAの費用は月々どのくらいなのでしょうか。まず、HOAはすべての不動産に対して発生するものではありません。一般的にコンドミニアムやタウンハウスなどの集合住宅は殆どが発生し、戸建ての場合はコミュニティ（管理されている敷地）内に立地していると発生します。エリアによっては、都市部の中心地（有名な観光スポットなど）でも発生することもあります。
戸建ての場合は、共有設備の程度にもよりますが大体～$300/月、コンドミニアムやタウンハウスなどの集合住宅では、アメニティ、サービス/スタッフ、セキュリティ、隣接する公園や遊歩道などにもよって大きく変わります。一般的な低層物件では～数百ドル程度ですが、一等地の高層レジデンスになると一気に跳ね上がり$2,000/月を超えるものもあります。

詳細やルールとは？

HOAの詳細やルールは組合ごとに決められています。先ほど、HOAは共有施設の管理や修繕積立金、保険費用などに充当されるとお伝えしましたが、それ以外に水道やガス、ごみ回収などにおいては物件ごとに含まれる場合と含まれない場合があります。また、組合は現在の積立金額や今後の修繕計画、実際にHOAがどんな費用にどれだけ使われているのかなども開示する義務があるため、不動産を購入する際は必ず事前に確認し、しっかり把握しておくようにしましょう。
一見するとHOAはなるべく安い方がいいと思いがちですが、きちんと管理されていることでテナントも付きやすく入居者も気持ちよく居住できますし、売買をするうえでも保有物件の資産価値に繋がると考えていただくと良いかと思います。

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